はじめに

これはmisskey遊戯王アドベントカレンダーの記事です。

筆者→みゆ 紙は大昔触ったことあるけど環境も動かしかたもわからない初心者だった。MDはリリース当初少し触れたが勝てずに引退→げーむすきーで経験者たちに教えてもらいながら再開する。歴は1年半くらい。

※ヴェーダの話だけ読みたい人は下の方までスクロールしてください。

■始めたての頃

元々漫画、アニメの遊戯王DMがすきだった。MDをはじめてすぐ、ブラックマジシャンのデッキを知った。マハードやブラックマジシャンガールなど、アニメで好きだった相棒たちがいた。インターネットでデッキレシピを検索した。当時流行っていたエルドリッチのデッキには勝てたものの、シャドールやドライトロンにはどうにもならなかった。イーバなんだあいつ禁止にしろ!!!!

キレながら残っていた石でブルーアイズのパックを全部引いてエルドリッチを3枚砕いて(私怨)やめた。

■再開した頃

げーむすきーというmisskyサーバに入ってしばらく経った頃だった。タイムラインで遊戯王の話になった。昔ドライトロンにキレて辞めた話をした。遊戯王をやってる人がたくさんいた。何故か再開してみようかという気持ちになった。デッキを見てもらい、回しの基本を教えてもらった。ブラックマジシャンのデッキに誘発を積んだ。そこそこ戦えるようになった。

恐らく当時使っていたデッキに一番近いのがこれだと思う。ニューロンに残っていた。

ある日専用Discordで初心者講座をしてくれるという人がいた。興味本位で聞きに行った。召喚、特殊召喚、魔法、速攻魔法、罠など基本的な話をしてくれた。当時、他はなんとなくわかるけどペンデュラムだけはなんもわからんだった私だったが、講座を聞いてなんとなく何をするか、何ができるかがわかってきた。

「ペンデュラムやってみたいんですけど」そう言うと遊戯王部の先輩たちはストラクチャー3箱と少しの生成で組める、魔術師というデッキを教えてくれた。これがペンデュラムとの出会いだった。

ランクで勝てるようになってきた。楽しくなってきて遊戯王にのめり込むようになった。

世壊との出会い

ある人が言った。「みゆさん世壊の世界観好きそう」

当時MDのセレクションパックでスケアクローが終わりかけか終わったくらいか、とにかく集められる環境ではなかった。スケアクローっていうのがあるんだ、ふーんくらいの認識でそのままブラックマジシャンを使い続けていた。

しばらくして、シークレットパックでスケアクローが出た。ライトハートが可愛かった。集めて組んだ。ここが転換期だったのかもしれない。

■転換期

スケアクロー、正直言って、強かった。始めこそ使いこなせなかったが、トライヒと下級を並べて速攻魔法のストラドルと罠のツインソーで妨害する。展開途中で墓地に落としていた魔法で1回破壊から守れる。もう本当にとにかくトライヒが強かった。

この頃の私はプレイングがもうしっちゃかめっちゃかで。今は当然のようにやっている、罠はターンの最後に伏せる、相手の伏せと同列で魔法を使わない、ニビルケアをする 等々そんなことはできなかった。げーむすきーの遊戯王部の人たちに見てもらいながら練習をした。そうしてランクを駆け上がっていった。

そして、来てしまった。

そう、クシャトリラである。

スケアクローと混ぜた。当然、強かった。このデッキ、何が強いって、デメリットほぼなく両側から攻められるのだ。ハンドにユニコーンとスケアクロー下級両方がいた場合、クシャトリラで妨害チェックをしてから安全にスケアクロー展開をすることができたり、妨害がなければそのままクシャトリラ最大展開までユニコーン1枚から持っていけるのだ。このデッキひとつでうららチェック、ニビルケアができ、万が一増殖するGを投げられてもユニコーンとフェンリルを立てておくだけで相手は嫌な顔をする。当時、ユニコーンもフェンリルもクシャトリラバースも無制限だった。やりたい放題である。

当時のデッキはニューロンには残っていなかったが、スケクシャ強い!!!!とはしゃいでいた頃の画像だけ残っていた。

ツインソーないけど……

その後マナドゥムが登場する。マナドゥムと一緒に実装された、ヴィシャス=アストラウドが本当に強かった。展開途中でヴィサスとライヒでバロネスを作り、その使い終わったヴィサスとライヒを墓地から除外してアストラウドを出すことで、トライヒハートとバロネスを同時に立てられるのだ。しかも手札次第ではニビルが降ってくる前にバロネスが立てられる。相手からしたら面倒の極みだっただろう。

これは当時のデッキがニューロンに残っていた。

当時のデッキがこれだ。

この頃は相手もクシャトリラが多く、ドローステップに増殖するGを投げられたりしていた。苦しかった。そして当時は確かラビュリンスも流行っていた。このデッキは後攻も強いとはいえ、ラビュリンスに先行を取られたら流石に厳しいので羽根箒を入れていた。苦手かつ流行っているデッキに対しての解答を入れておく、ということを学んだ。

そして、ヴィシャスアストラウドを引く課程でマナドゥムのパーツも引けていた。

ここから私はついに所謂ソリティアデッキを握ることになる。

今までブラマジや魔術師、そしてスケアクローなど展開の比較的短いデッキを触っていたので、タイマーを意識しながら展開するのは初めてだった。すごく練習した。スプライトエルフ、バロネス、ディスパテル、運が良ければ2素材のアポロウーサも立つ。先行制圧を知った。

ミスも多かったのでスケクシャのときのようにはいかなかった。

そのうち、赤き竜が出てきたことで、もうめちゃくちゃになる。

赤き竜とカラミティで好き放題していた。

あの頃ブラマジを握って嬉しそうにしていた初心者は闇に落ちてしまった。相手ターンで嬉しそうにカラミティを出していた。カラミティ、ロイヤル加工だった。対戦相手にロイヤルカラミティを見せるためにやっていた。

カラミティがそのうち禁止になるのはげーむすきーの先輩たちに聞いてわかっていたので、使えるときにたくさん使おう!と思った。楽しかった。たまにこちらがロイヤルカラミティを見せびらかしていることに気付いたお相手が、自分のロイヤル加工のカードを見せびらかすだけしてサレンダーしていくこともあった。

この頃ランクはプラチナ1まで行けるようになっていた。

環境デッキを握る時代

そのうちカラミティが禁止になった。一度スケクシャに戻ったのだが、私は強いデッキに興味が湧いていた。

罪宝スネークアイ。炎王スネークアイ。そして今まで環境にいるしな……となんとなく触っていなかったティアラメンツも組んだ。これでヴィサス関連は全て組んだことになった。

スネークアイと炎王はデュエリストカップでも使った。強かった。あっという間に2ndまで行けた。ポイントに欲を出してブロンズアイコンを逃した。

そしてついにホルスが登場する。

ティアラメンツ大幅強化である。

今見てもURばっかりの高いデッキだ

ホルスが流行ったため、ホルスも組んだし、対抗策に純クシャトリラも組んだ。

今までのパーツだけで作ることができた。アトラクターを1枚生成したくらいだったと思う。

ホルスとホルスティアラはとても強かった。墓地、封鎖したいな……と思ったのでクシャトリラ一択だった。アトラクターが初手に来れば最強だった。この頃には既に流行りのデッキを見ながら仮想敵を意識して何のデッキを握るか、ということを考えられるまでに成長していた。ランクはダイヤまで駆け上がれるようになっていた。

炎王を使ったりクシャトリラを使ったりホルスティアラを使ったり。強いデッキをいろいろ試していたが、制限改訂により厳しくなり、そしてこのあと天牌龍が出てくるのだが。

休眠期

この頃、フリーマッチで使うヴァンパイアをどう強くするかをずっと考えていた。結論、ホルスを入れることになったのだが、当時、実は一年近く休んでいた創作活動を再開したことと、忙しくなってきた本業とであまりマスターデュエルを触れなくなっていた。

環境を見てデッキを組む余裕がなくなり、ランク戦を休み、ソロモードやイベント戦でヴァンパイアを擦っていた。

ヴァンパイアを抜いた方が強い
かっこいい。

これはこれで楽しかった。弱いのがわかっているので負けても笑って終われるし、勝てれば嬉しい。

こんなことをしていると、まわりに言われるのだ。

「みゆさんヴェーダは?」

ヴェーダ

もちろん検討した。遊戯王部の先輩に、世壊に詳しい人もいたので聞いた。

「あれは無理」「弱い」

実はヴェーダが実装されたときにウパニシャッドを引いていたので、組めるかな?と周りに聞いたことがあったのだが、みんな口を揃えて「やめとけ」「あれは弱い」「救えない」と言った。

なのでわかっていた。弱いことは。

note+を漁った。たくさん漁った。

長い展開の末に4回破壊盤面を整えるデッキを見つけた。

参考にしつつ、汎用を入れたりして少し改造して組んでみた。

 

結果。まあ事故る事故る!そもそも初手に欲しくないカードが多すぎるのだ。

何をどう頑張っても無理だしG投げたらいらないカードが手札にくるのが手に取るようにわかる。

デッキを増やした。初動が引けなくなった。デッキを圧縮した。デッキからサーチするはずのパーツが手札にきた。どうにか展開できたとしても、こう。

……で?

 

自壊のできるマナドゥムに入れた。

展開途中で気付いた。

これ、このままウパニシャッドじゃなくてバロネスとディスパテル立てた方が強くない?

ローカサンサーラでアライズハートを立てた方が強くない?

……なにこれ?

 

頭を抱えた。

デッキの名前を要介護にした。

そもそもヴェーダ、相手がEXからモンスターを出さなければ動けないのだ。

相手に依存するデッキは厳しい、これまでの短い経験でもよくわかっていた。

マナドゥムに1枚上振れ札として入れておくほうがいいのでは?いやマナドゥムそもそもカツカツだからいれないほうが回るのでは?

誰か……助けて……

そして、長らく続いたヴェーダとの戦いは、私の負けということで決着がついたのだった。

最後に

こんなことを書いたが未だに世壊は楽しく触っているし、個人的に弱いデッキは嫌いではない。弱いデッキを介護する楽しみもわかるようになってきた。

そして私は未だにヴァンパイアで遊んでいる。

絶賛今現在デュエリストカップが開催中だが、私は本業が忙しすぎてまともに走れていない。が、これを書いているうちにまた頑張りたい気持ちが出てきたので暇を見つけてまたランクを走ってみようと思う。スケクシャで。犬たちの懐き度が下がっていないことを祈るばかりだ。

ここまで読んでくれてありがとう。皆さんいいデュエリストライフを!

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